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ティンガーラ

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2014年8月

2014年8月25日 (月)

ウージェニーの森へ

地元の人達がプロの指導のもと、一緒に農家の庭先に作った手作りの舞台で芝居をするという、ユニークな演劇を見に行ってきました。
場所は、千葉県君津市。久留里のカフェ 『旅ヲスル木』 からも近い所です。
毎年夏の夜2日間だけ行われていて、今回で24回目だそうです。

開演1時間前に到着した時には、すでに沢山の人達が座布団や懐中電灯、蚊取り線香?などを持参でワイワイと待っています。
毎年家族で楽しみにされている様子で、お友達どうし声をかけあったりして、一人で来ている私にもワクワク感が伝わってきます。
案内されてびっくり!  ログハウスの脇に森をバックに作られたステージ、その前の観客席は階段状に木で組まれていて、色とりどりのお花に囲まれています。
一番前の席にはゴザが敷かれていて、小さい子供達が真近でお芝居を見られるようになっています。小中学生は無料です。
脚本演出は、劇団四季出身の大畑ゆかりさんで、オリジナル作品。小さい時に森に忘れてきたあるものを、大人になって行き詰った主人公が探しに行くという内容。
森の精が出てきたりして、子供達も楽しめる作品になっています。
開演時間は19時、辺りは真っ暗です。アオマツムシの大合唱の中、突然スポットライトがあたり、お芝居が始まりました。秘密のお庭が魔法の森へ変わります。

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頭上を飛行機が通り過ぎたり、後ろの方で地元花火大会の花火が打ちあがったりするのも屋外ならでは。
前のお客さんのシャツにアオマツムシがとまったのをじっと見ていたら、隣のお客さんがウチワで払い落としてくれたり、ステージにある木の葉が自然の風でユラユラするのが妙に不気味だったりして、前にいる子供達は食い入るように見ていました。
私は前から3番目だったのですが、何しろ演者との距離がとても近いsign01 息遣いもわかる程sign03
こんな風に真近にお芝居を見るなんて事はありえないから、まるで自分が一緒に演じているような気分になってきます。
場面が替わって暗転するときは真暗闇の中に身を置かれるので、視覚以外の感覚が開いて、次はどんな場面になるだろうと想像力が働きます。
屋内と違って、そんな短い時間でも空の星を仰いだり、急に大きく聞こえる秋の虫の声を感じたり。
アニメやゲームが3Dになってどんなにリアルになっても、自然の音、人の動きや表情、匂い、風のそよぎ、光と影のコントラストなどを感じる事は出来ないでしょう。
子供達がこのお芝居を見て、どんな風に想像力を働かせているだろうと思うと本当に面白い。小さなステージでも、子供達の心の中には魔法の森が拡がっている筈ですxmas
帰り際、主役の方とお話させて頂いて 「子供達が身を乗り出して見ていたのが印象的だった」 と言ったら 「そうなんです。子供達の反応が良く分かるので勇気づけられます」 と仰ってました。

24年という事は、観客として見ていた子供が、今は演者になっているかも知れない。
小さい時からお芝居を身近に見て、洋服を作りたい、踊ってみたい、音楽をやりたい…と色々な刺激を受ける事が出来るのは、幸せな事だと思いました。
自分のお母さんが、隣のおばちゃんと一緒にスターのように生き生きと舞台の上で演じていたら、親を見る目も変わってくるでしょうshine
出演者だけでなく、照明、音楽、道具、衣装、受付、賄い、駐車場係などなど、どれほどの人達が関わっているのでしょう。
私の地元の町会は子供会もなくなり、どんどん地域のコミュニティの輪が小さくなってしまっているけれど、こんな風に老若男女が楽しみながら地域との繋がりを大切にして、何かを作りあげていけたら素敵だなあと思いました。happy01

tulip このお芝居の主宰をされている松崎さんのブログ tulip

bud お知らせ bud

栃木県那珂川町(旧馬頭町)でも、地域の皆さんが一体となって毎年美炎さんの馬頭琴棚田コンサートを開催しています。
今年は10月19日(日)です。
美炎さんのコンサートも、毎回違う自然の演出が楽しみです。

2014年10月19日(日) 受付10時〜 開演11時

会場 山の棚田 (栃木県那須郡那珂川町小口)

前売り 大人2500円(当日3000円) 子供(3歳以上) 1200円(当日1500円)

主催 ヒロクラフト 080-3349-3465  0287-92-5660

チケット購入など、詳細はコチラ

2014年8月18日 (月)

震災から3年5か月の被災地 〜気仙沼〜

気仙沼は震災の時、湾にあった石油タンクが壊れて火事になり、湾の中にある大島にも引火して北側に位置する亀山一帯が焼けましたが、幸いにも民家に延焼する事はなかったそうです。

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被災時の気仙沼大島、浦の浜港

震災1年目に対岸の大島から撮影した気仙沼。
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現在(震災3年5か月目)
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友人の話によると、震災ガレキは今年に入ってやっと処理が終わったとの事。茶色く見えるのはかさ上げされた土地です。近づいてみると…。完成に何年かかるのでしょうか。

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大島で散策中、地元の漁師さんで消防団として亀山の消火もされたという方とお話する機会がありました。
地方と国の連携が取れておらず、行政が二転三転し、建物を建てたあとにかさ上げの方針が決まり撤去したりと中々復興が進まず、若い人は仕事を求めて島を出てしまうと言います。宿で頂いた地図に記載された人口が2回書き直されていて、3400人から2800人になっていました。
被災地はどこも、復興が遅れれば遅れるほど人口流出が増えてしまう。少しでも早く進んで欲しいです。

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気仙沼一帯の堤防の高さ

高い堤防を作る予定があるけれど、海の様子が見えず景観も悪くなるなど漁師としては反対なのだと仰っていました。津波が堤防を越えた時、危険性が増すという説もあります。

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美しい海岸線がコンクリートに覆われるというのは悲しい。でも安全を考えると…難しいです。

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カキ筏とホタテ養殖のブイ。

夜は友人宅で、海の幸。カツオは今が旬です。獲れたてのホヤは海の香りで一杯、美味しかったsign03
他に自家製の、ホタテの燻製、蒸しアワビ、塩うになど。さんざん食べてから撮影coldsweats01

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潮騒の音に目覚め散策に出ると、鳥の声に包まれます。
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山百合               オミナエシ

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透かし百合

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イソシギ

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ウミネコ

帰りは前回と同じように、海岸線を南下しました。気仙沼線 は線路が撤去され、草に覆われていました。今は一部がBRTとして運行されているそうです。

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今だ、土嚢のままの堤防もありました。
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今年出荷できるようになったというホタテをお世話になった方に送りました。
肉厚でプリプリ、ずっしり甘いsign03

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ネットでも、気仙沼の海の幸が買えます。

fish 気仙沼お魚いちば fish

2014年8月12日 (火)

震災から3年5か月の被災地 〜陸前高田〜

震災1年目に訪れてから2年半。
気仙沼大島在住の友人にまず行ってきて欲しいと言われた、陸前高田を再度訪れました。
ここは18メートル、遡上高で30メートルを超える津波が襲った場所で、白砂青松と言われた美しい海岸や松林がすべて流され、町もなくなってしまいました。

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町に近づいて目に飛び込んできたのは、巨大なベルトコンベアー。奇跡の一本松は隠れて見えなくなっています。

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山を切り崩し、かさ上げの為に土をベルトコンベアーで運んでいるのです。山は土を運んだあと高台の住宅地になるそうです。

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震災前5.5mだった堤防は12.5〜12.8mになるそうです。これは東日本大震災ではなく、明治や昭和の三陸沖地震を参考にして国が決めた高さ。堤防の是非や高さについては賛否両論あり、この施設が稼働を始めたのは今年の春だそうです。

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辺りは、ベルトコンベアーが土を運ぶガラガラいう音で包まれていました。

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かさ上げして道路を作っています。

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町並みは草に覆われていました。

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殺風景なので、道端の野花にホッとします。

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仮設のお店もありました。

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奇跡の一本松

前回訪れたとき、自然の猛威の前に人は無力だと言葉を失いました。
山を切り崩し、土を盛って地盤を高くし、高い堤防で海を覆うという人間の、自然への挑戦。人々の 『負けてなるものか』 という底力のようなものに、圧倒された一日でした。
3年を過ぎてやっと始まった復興事業。人手不足や資材不足などで遅れることなく進んで欲しいです。

震災から1年の被災地 〜陸前高田〜

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