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2010年9月

2010年9月23日 (木)

『くじけないで』

毛深い家族達の背中も丸くなる秋。

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友達の薦めで、98歳の柴田トヨさんの処女詩集『くじけないで』を読んだ。私のお気に入りは、この一篇だ。

貯 金

私ね 人から
やさしさを貰ったら
心に貯金をしておくの
さびしくなった時は
それを引き出して
元気になる

あなたも 今から
積んでおきなさい
年金より
いいわよ

1人暮らしでも、沢山の人達に支えられて生きている事を感謝するトヨさん。このウイットはたまらない。

私の母は87歳。トヨさんと一緒で、耳も目も悪いし、普段食べている物でも 『これ何ていうの?初めて見たわ。珍しいわね。へえ~ どうやって食べるの?』 などと聞く。
認知症になると記憶力や判断力は衰えるけれど 「感情」 はとても豊かなのだという。
母も車に乗せると、「あっ、お花が咲いている! 綺麗ね~!」とか、へえ~を連発で、まるで小さい子供のようだ。
英語で母のようなお年寄りを 『second childhood』 と言うらしいけれど、うなずける。confident
でも、子供と違い、積み重ねてきた経験や知識が豊富で、プライドやこだわりがある分、一筋縄にはいかない。私の方も、自分が母親になった気分で母に接するのに抵抗もあるのだ。

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母がデイサービスで作ってきたウサギさん。
和裁の内職をしてきた母は、どんな気持ちで作ったのだろう。

昨日は、母がテレビの画面に帯が出て見づらいというので電気屋さんに行き、新しいテレビを買い、アンテナ工事の予約をしてきた。
『古いテレビは引き取って貰うから』 と言うと、『あんたはなんでも捨ててしまうのね。今に私も捨てられちゃうかも』 と口をとがらせる。angry
戦争世代で、モノを捨てる事に抵抗があるのは分かるし、説明しても理解できないから、いくら言い訳した所で母の気持ちを静めるのは難しい。『それじゃ、とっておこうね』 と言って安心させる方が、母にとっては良いのかもしれない。
でも、トヨさんみたいに、ニコニコ顔でいつも感謝の母親だったらいいのにと思ってしまう私。これも病気のセイと我慢するしかない。
そんな母だけれど、本が好きで 『文芸春秋』 を毎月読んでいる。なので、この詩集をプレゼントした。
『どうだった?』と聞いたら 『字が大きくて読み易かった』だってgawk
私も 『くじけないで』 頑張ろう。
母はきっと私以上に、トヨさんのように毎日頑張って生きている筈だからchair

2010年9月 9日 (木)

神去なあなあ日常

『ぼくのおすすめ宮崎駿』が目にとまって手にした『神去なあなあ日常』。

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高校卒業後の進路が決まっていない都会育ちの勇気くんが、先生と親の「陰謀」で、三重県の山奥に行かされ、きこり生活をするうちに、山や、神様と共に生活している村人達の魅力にとりつかれていく話。
「深い森(神様の住む森)」と「里山の森(人間が利用していい森)」を分けている神去村は、動物も住み易いようなのだ。
木のてっぺんで枝打ちしている時に、突然深い霧に包まれたかと思うと、神様の散歩に遭遇する所なんかとても面白くて、宮崎監督ではないけれど、も一回読もうかと思っている。happy01

春の植林と、秋冬の地ごしらえ(植林する場所を整備する作業)に少しだけ首をつっこんでいる私だけれど、本格的な林業ともなると危険な作業がつきもので、林業に従事するというのはとても大変な事だとこの本を読んでいても思う。なにしろ、木の時間で考えないといけなのだから。cherryblossom
でも、勇気くんのように若者がもっと日本の森林の魅力に気づいてくれたらなあと思う。
いや、そうしてくれなかったら日本に森はなくなってしまうかも知れない。weep

先日NHKテレビで、「日本の森林が買われていく」という番組をやっていた。
日本の森林の6割は私有林なのだが、13年前の規制緩和により森林の売買が簡素化され、農地は用途を厳しく審査されるのに、森林は事後報告のみで売買されているらしい。
そして、森林ファンドという形で外資が、木材販売や二酸化炭素の排出権取引という目的で高い値段で買収しているというのだ。
明治時代の地租改正以来、森林所有者の権利が守られ、国による制限がない日本の森林。
農業人口の減少で田畑が荒れてきているのに加え、放置された森林 (森林所有者も高齢化して、昔のように高値で売れなかったり、使い道がない為、高く売りたがっているらしい) が外資の手に渡って、いつのまにやら豊かな森が丸裸なんて事になってしまうのだろうか。
政府がこのまま無策でいたら、日本の森林や水資源はどうなってしまうのかと暗い気持ちになってしまう内容だった。

tv クローズアップ現代『日本の森林が買われていく』
    (動画あり)

bud『神去(かむさり)なあなあ日常』 徳間書店 (立ち読みできます)

ear『神去なあなあ日常』 がNHK-FMで放送 9月20日から22:45~23時(全10回)

この夏の猛暑と乾燥で、苗木は元気にしているのか心配です。
秋になり、「どんぐりの会」の作業再開です。
早く涼しくなってくれ~gawk

■9月
9月12日(日)どんぐり畑(東京都三鷹市)

 畑も少し夏バテ気味…?まずは夏草などを片付けて
 風通しのいいように畝と畑周りをリフレッシュ。

9月26日(日)久留里(千葉県君津市)
 来年春の植樹に向け、この秋&冬が正念場です。
 地ごしらえ再開!急ピッチで進めますよ~。


■10月
10月10日(日)どんぐり畑
 畑の発酵大作戦を引き続き行います。米ぬかを
 混ぜ込んだり、堆肥を切り返したり…。

10月16日&17日(土日)水上(群馬県みなかみ市)
 水上温泉のさらに奥、ならまた湖近くに広がる
 ハンノキ人工林の除間伐を行います。


■11月
11月3日(祝)久留里 
 引続き地ごしらえ。散らばる丸太を片付け、
 笹を退治して、植付けスペースを確保します。

11月14日(日)どんぐり畑
 もし広葉樹の種がこの時までに拾えていれば、
 種まきをするかもしれません。

11月28日(日)久留里
 秋から冬へと山の様子も変わり始める頃…。
 どこまで地ごしらえがすすんでるかなあ。。。

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